私もカウンシル(カンファレンス評議員)を務めるリテールアジェンダは、リテールマーケティングに携わる者とメーカーの マーケティングに携わる者 、そしてパートナーをつなぎ、一気通貫のマーケティングを実現するためのカンファレンスです。
各業界著名有識者によるカンファレンスとスピーカーも含めた参加者同士のネットワーキングが2日に行い行われるのが特徴です。
このイベントが緊急事態宣言が明けた翌週10/7-8に行われました。
個人的メモですが、ご興味ある方は来年ぜひ交流しましょう。
- 1 「店舗」を「メディア」と捉えた時、どんな認知・態度・行動変容が期待できるのか?
- 2 LINEを活用したOMO型販促2021
- 3 顧客中心時代のデータ活用術最前線
- 4 データ×マルチチャネルで実現する新しいCRM ~多店舗の顧客支援の実績・事例から~
- 5 オムニチャネル協会連動コンテンツ「リテールDX成功のための組織・人材のあり方」
- 6 新たな顧客体験を実現するプラットフォーム「prismatix」活用事例 スターバックス コーヒージャパンのモバイルオーダー&ペイ 導入についてご紹介
- 7 ロイヤルカスタマー育成・定着までの効果的なアプリ施策、データ利活用の取り組み方法
- 8 企業のサスティナビリティ活動を成功へ導くには?
- 9 メーカーの商品開発と小売のPB開発の違いを徹底議論!
- 10 いま見逃せない店舗集客チャネル「Googleマイビジネス」の可能性
- 11 ファミマ のマーケティングの“今”〜何を狙って、何をしようとしているのか〜
- 12 ラップアップ&ラウンドテーブルディスカッション
「店舗」を「メディア」と捉えた時、どんな認知・態度・行動変容が期待できるのか?
オープニングキーノートは「店舗」を「メディア」と捉えた時、どんな認知・態度・行動変容が期待できるのか?というテーマで、Preferred Networks CMO富永さん、ビームスDX 推進室室長 矢嶋さん、パル 執行役員 澤井さん、西友 マーケティング部部長 筒井さんによるパネルでした。
ツイート以外のメモ
西友 筒井氏 西友は自転車来店が多く、雨の影響は多い。 食品スーパーとしての優先度を上げることを実現したい。手法として、まず店舗の納得。
デジタル店舗連携は、楽天連携もあり、アプリを軸にした1to1をこれからやっていく。
パル 澤井氏 スリーコインズ 一商品8週MDを4週に短縮して、鮮度を重視している。
気になったものを今買わないとなくなるぞ(気になったものは今買っておこう)という印象をつける目的もある。 入れ替わりが激しいので、POPではなく、商品パッケージで伝えることを意識している。
インスタフォロワー149万人、店舗スタッフインフルエンサー50人のフォロワーも30万人計180万人いる。
店舗は発信だけでなく、情報を受信する場でもある。店舗で聞いた意見を元にしたマーケットイン。
矢嶋さん スタッフもメディアである。矢嶋さんの考え・やっていることをある程度知っている私にはスッと入る考え方ですが、ここが一番響いた参加者も多かったです。
メディアとしての店舗の役割
低い認知コスト
人の大事さ
コミュニケーション→今後はデータ化
オペレーションのAI支援
LINEを活用したOMO型販促2021
リテールアジェンダは小売事業者とメーカーは参加費無料です。運営費用はパートナー参加費とスポンサーで賄われます。したがってスポンサーによるセッションが入るのですが、会場での交流が前提にあることもあり、ここで会場参加者に響くものが出来るかどうかがスポンサーとして成果を出すポイントです。
したがって、ウェビナーで視聴を飛ばされるような質の低いセッションがほとんどないのもアジェンダシリーズ(私はリテールアジェンダ以外参加しませんが)の特徴かもしれません。
顧客中心時代のデータ活用術最前線
私がモデレーターで、アスクル 取締役執行役員 輿水氏、パルコ 執行役員 林氏、サンリオ CDO 田口氏でデータ活用についてディスカッションしました。
私のデータ分析の目線合わせで6分使った資料を以下に挙げます。
アスクルのすごいデータ分析、パルコアプリのお客様評価機能の意義、サンリオのお客様見える化など、それぞれ会場で反応をいただきました。
データ×マルチチャネルで実現する新しいCRM ~多店舗の顧客支援の実績・事例から~
エンバーポイントCEO 神谷氏によるプレゼン。後半とても興味深い事例が出てきました。
牛乳の話は行動経済学と必要データをどう考えるかにおいて、すごく重要です。
オムニチャネル協会連動コンテンツ「リテールDX成功のための組織・人材のあり方」
日本オムニチャネル協会によるセッション。登壇者は、鈴木康弘会長、管理分科会リーダーでもあった専務理事 ecbeing林社長、CS分科会リーダー ISラボ 渡部氏、物流分科会リーダー リンクス 小橋氏です。
なお、私も日本オムニチャネル協会 売場分科会リーダーです。
以上初日で私がつぶやいたセッションです。awooなど私がすでにサービスを知っているものは触れていませんが、会場にいた方はそれぞれ考えるところがあったようです。
2日目最初は、Wake Up with YOSHIAKIということで、ユナイテッドアローズ CDO 藤原氏の仕切りで会場とのコミュニケーション。ほぐれたところで、
新たな顧客体験を実現するプラットフォーム「prismatix」活用事例 スターバックス コーヒージャパンのモバイルオーダー&ペイ 導入についてご紹介
ちょっとタイトル長いですね。
スターバックスジャパン 荒木部長のハッキリした物言いが心地よいセッションでした。プリズマティクス金子氏の影がうすく、スポンサー泣かせでもあるかもしれません。でもこれでイイ。
ロイヤルカスタマー育成・定着までの効果的なアプリ施策、データ利活用の取り組み方法
ロケーションバリューあらためDearone 河野社長による15分50枚のパワフルなプレゼン。つぶやく暇ありませんでしたが、面白かったです。多分会場の6割はスピードについてこれなかったのでは。でもこれでイイ。
企業のサスティナビリティ活動を成功へ導くには?
小売企業の多くが(残念ながら)株主など外部には取り組むと言いながら、現実には金がかかるならやらないというSDGs。あまり期待していなかったのですが、ヒントになる言葉がたくさんもらえました。
メーカーの商品開発と小売のPB開発の違いを徹底議論!
メーカー参加者には超注目のセッション。オープニングキーノートに続き、富永さんがモデレーターで、スピーカーはサントリー酒類 営業推進本部部長 中村氏とサツドラホールディングス 代表取締役社長 富山氏。
いま見逃せない店舗集客チャネル「Googleマイビジネス」の可能性
Faber Company といっても全くピンとこないのですが、ミエルカでGoogleマイビジネスサポートのSaaSを始めたそうです。手間を減らす。キタムラのように店舗別コンテンツを作っている企業が配信するという用途でアリかもしれません。
ファミマ のマーケティングの“今”〜何を狙って、何をしようとしているのか〜
スケダチ 高広氏が打ち合わせなしで、ファミリーマートCMO 足立氏に切り込むセッション。
隣のネプラスユーにもサテライト中継される「マーケター」注目のセッションですが、Q5で世間に量産されている生ぬるい「マーケター」を一刀両断しました。
ラップアップ&ラウンドテーブルディスカッション
最後のラップアップはこの日のオープニング同様藤原さんがモデレートで会場とスピーカー(パルコ林氏、ウーバーイーツ野村氏)を回す形態。