デジタルとアナログの違い〜DXのdigitalはITに関連するものを指すという誤解

デジタルとアナログの違いを一言で言うと、段階的なデータを扱うのがデジタルで、連続的なデータを扱うのがアナログです。

デジタルとは

デジタル(digital)は「連続的な量を段階的に区切って数字で表す」ことを指します。

デジタルの語源はラテン語で「指」を意味する「digitus」と言われています。「指折り数える」という動作から派生して、段階的に区切られた数値のことを「デジタル」と呼ぶようになったわけです。

アナログとは

アナログ(analog)は「数値を連続的に変化していく量で表す」ことを指します。

アナログの語源は英語の「analogy(類似・類推)」です。「類推」は「類似の点をもとにして他の事を推しはかること」を意味します。

デジタルとアナログの例

時計

デジタルとアナログの使い分けで最もわかりやすいのは、時計でしょう。

デジタル時計は、1秒、1分、1時間ごとに数字が切り替わり、現在の時刻をわかりやすく表示します。
アナログ時計の秒針は、常に連続的に動き続けています。

体温計

アナログとデジタルのいずれも使われているものとして、体温計も代表的です。

水銀式の体温計は、数値と数値の間をゆるやかに上昇して温度を表します。水銀は連続的に熱膨張します。その水銀を長さに変えて表現するガラス管のなかの水銀の位置も連続的に変化します。

デジタル体温計は、0.1度単位(基礎体温計は0.01度単位)で測定結果をわかりやすく表示します。
体温そのものは連続的に変化するアナログな数量です。これを機械的にデジタル量に変えて表現しているわけです。
この仕組みを「アナログーデジタル変換(A/D変換)」または「デジタル化」と言います。

誤解されやすい例

そろばんは、数字を段階的に表現しているため、デジタル機器です。

トランプも同様です。

物理的存在の有無でデジタル・アナログを判断する人が多いですが、そうではなくデータの扱い方の違いであることを認識しましょう。

デジタルとアナログの特性における違い

デジタルは物事を一定の数値で表すことができます。そのため、コピーをすることが簡単です。デジタルとPCの相性が良いのは、デジタルデータであればPCでそのままコピーすることが簡単にできるからです。

コピーが簡単にできるということは、再現性が高いということでもあります。

アナログをデジタルに変換することで、活用しやすいデータにすることができます。

アナログ媒体のレコードやテープが徐々に劣化するのに対して、デジタル媒体であるCDやデジタル配信の音源は記憶媒体の読み込みが可能である限り、音質は劣化しません。
ただし、連続的に変化するアナログな音声や映像をデジタルデータに変換する過程で微細な抜け落ちが発生しています。技術の進化でデジタルデータへの変換粒度が細かくなることによって人には認識できないほどの小さな差異とはいえ、省略されている部分があることは知っておく必要があるでしょう。

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