モバイルオーダーの利点とマクドナルドアプリ米国版の違い

 新型コロナウイルスの流行(病態というよりも風評が凄いことになっていますが…)でますます店舗での不要な滞在時間を減らすICT活用としてモバイルオーダーが着目されています。

 蛇足ですが、TV等で感染症医の方が病名としてのCOVID-19を使うことで、これがウイルス名と勘違いしている人が多いです。
COVID-19:感染して発症後の病名
SARS-Cov-2:ウイルスの名前
です。まぁSARSという文字を見て誤解する人が例によって何割か出るので、「新型コロナウイルス」という呼び方を続けるのが無難です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/technical-guidance/naming-the-coronavirus-disease-(covid-2019)-and-the-virus-that-causes-it

モバイルオーダーの利点

客のメリット

・レジに並ばなくていい。
・メニューや味のカスタマイズを自分のペースで選べる。
・アプリに履歴が残っているので、次回の注文が簡単になる。
・追加オーダーが食べながら楽にできる。

店(店員)のメリット

・オーダーに時間を取られないため、レジが長蛇の列にならないし、レジ担当の人を減らすことができる。
・アプリ内決済のため、レジの現金誤差トラブルが発生しない。
・聞き間違いで発生するメニューや、味のカスタマイズのオーダー間違いが解消する(カスタマイズは米国版のみ)。
・アプリに履歴が残っているためサイドメニューなどの注文忘れが減る。また、店舗で飲食中の追加オーダーが増加するため客単価が上がる。

 客と店の双方にメリットがあるモバイルオーダーは、米国では大手飲食店の多くに導入され、客単価向上などに成果を出しています。また、モバイルペイメントの発達した中国ではテーブルにQRコードだけが表示されており、メニューのない店舗も多いです。

 今後、日本でもモバイルオーダーが増えていくことでしょう。

マクドナルドのモバイルオーダーがついに日本でも開始。米国との「違い」と「利点」を徹底分析

 さて先日、Agenda noteの連載でマクドナルドのモバイルオーダーがついに日本でも開始。米国との「違い」と「利点」を徹底分析ということで、寄稿しました。

 久しぶりに米国版アプリを開いてみると、かなり進化していました。
 寄稿は静止画のみだったので、米国版アプリの操作動画をご紹介します。

モバイルオーダーのカスタマイズ自由度が高い

モバイルオーダー機能がキャンペーンなどを紹介する通常のアプリ内に統合されている

Agenda note (アジェンダノート)

全国導入されたモバイルオーダーをさっそく体験 2019年4月からマクドナルドの一部店舗で試験導入されていた、ス…

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