コンサル事例_Case

小売業とIT企業を中心に各種コンサルティングをお受けしています。

主な受託案件

  • 店舗中心またはEC中心小売業のオムニチャネル戦略について
  • デジタルシフトの必要性はわかるが、自社が何をしたら良いか不明瞭という経営者の方のお悩み相談 や デジタルトランスフォーメーション(DX)診断(変えるべきもの、変えなくて良いものの判断)
  • 流通分野に注力していきたいIT企業の方針および新規事業コンサルティング
  • 実店舗を持つ企業のEC立て直しについて
  • 店舗在庫を活用したECビジネス(いわゆるネットスーパー)について
  • 既存を含めたデジタルタッチポイント戦略について
  • 医薬品ネット販売について
  • ドラッグストア および 調剤(保険)薬局の経営改善について
  • IT企業が持つ技術の小売業活用・メーカー価値創造について

その他応相談です。

コンサルティング受託実績

・画像解析をはじめとしたAI技術の小売店舗活用

・チェーン企業のCRM戦略、会員制度構築

・店舗在庫活用EC(いわゆるネットスーパー)

・店頭CRM端末の有効活用

・新規薬局関連システムの企画アドバイス

・多店舗展開企業でのEC取組み見直し

・ユーザー、ベンダーマッチングシステム戦略サポート

・小売業のCDP活用

・メーカーへの小売業向けPB商品提案のアドバイス

・ロイヤルティプログラム策定支援

・IT企業のデータ活用新規ソリューションの小売業、メーカーに響く提案アドバイス

・大手小売業のDX支援

・中堅小売業のIT中期経営戦略策定

・大手小売業の新規事業支援

その他多数

Why:なぜ、私のアドバイスが必要なのか?

小売業の本社スタッフの多くは、現場で起こっていることを自分の目では知りません。

また、本来は状況を把握することに重要なデータを軽視しています。
どの小売業にも存在する売上を集計するためのPOSデータ、商品を仕入れるための受発注データ、納品結果と請求を突合するためのデータ、棚卸資産を計算するためのデータなど、これらはすべて日々の業務を行い、決算を行うためのデータです。
お客さんの支持を得て再来店していただく、来店したお客様に1品多く買っていただく、従業員の作業効率を向上するといった収益をあげるために必要なデータを整備できていないことが大多数です。

月次で行われる経営会議や営業会議で社内の偉い人が見るための紙資料やエクセル帳票を作成するために多くの人手をかけていますが、そもそもデータに基づいた意思決定をするために必要な情報がないので、意思決定は社内の論理(例えば、「あの人がそう言うなら」「あそこが反対するから」など)とKKDと呼ばれる勘、経験、度胸で行われます。

KKDの意思決定
KKDの意思決定

社内の都合とKKDで決めた意思決定は、店を良くして新規のお客さんを増やしたり、再来店していただく役には立ちません。長年そういった状況の小売業をどうしたら、そのような望ましい状態にすることができるかわからない経営者や部門長から、私はご依頼をいただいています。

How:どのように問題を解決しているのか?

契約を結んだ後には、最初に立場を明らかにする前に、年間300〜500店舗の店舗リサーチを行っている郡司昇が、来店客の立場で店頭の一次情報をリサーチします。そこから良い顧客体験と改善余地のある顧客体験をリストアップします。

次に、本社・店舗スタッフの協力を得ながら店舗、バックヤード、本部等の運営状況の一次情報を取得します。一次情報を取得した後、業務のつながりを示す業務フローを作成し、全体の流れを把握して問題のある箇所を特定します。

一次情報確認から顧客体験改善まで
一次情報確認から顧客体験改善まで

時間の限られたプロジェクトの時は各部門のキーマンを集めて、業務一覧に基づいた業務の概要と困っていること、こうなって欲しいという姿等をヒアリングします。多くの企業で共通の社内課題が見えてきますので、重要な課題から解決方法を共に考えます。

お客さんの支持を得て収益を向上するために、必要な情報を定義します。
勘や経験、度胸ではなく、データに基づいた意思決定は社員が働きやすい環境を作り、会社の風通しを良くします。質の高い意思決定をするために必要な情報を整備するために必要だが存在しないデータを特定し、データを取得する仕組みを作ります。

また、社内の一次情報を取得する過程で出てきた現象問題からヒアリングと考察により根本問題を発見します。

現象問題ではなく、根本問題を改善
現象問題ではなく、根本問題を改善

ヒアリングすると発覚する現象問題のなかで小売業で多い例として、店舗のエアコンの調子が悪いので上司に報告した場合があります。
お金がかかるメンテナンスや修理を上司が嫌がり、結果として突然壊れて慌てて修理業者を呼ぶことになり、手間も料金も余計にかかるという現象問題が表出します。

機器の不調を報告する仕組みがあるのに、なぜこのようなことになるのでしょうか?

このケースでは「経費が発生すると店長や上長の評価が下がるので、店長達には人事異動で後任が来るまで先送りしたい」という潜在的な原因問題が隠れています。

「先送りしたい」という結果を生む根本問題は、必要な修繕を行いたくなくなる店長の評価制度です。これを解決するためには「すべての経費を抑制するのではなく、必要な経費とそうでない経費を明確にする」「科学的なメンテナンス基準を策定する」「店長が収益を上げるためのアクションを明確に定義して評価に連動する」といった方法が有効です。

What:私が何をやっているのか?

私の仕事は、小売業に関する全体最適なデジタルトランスフォーメーション(DX)に悩む企業を支援し、その結果として顧客体験を向上させることです。顧客体験の向上により顧客の支持・再来店を増やすことができれば収益が改善します。
小売業のコンサルティングはもちろん、独自の特徴を持つIT企業の技術を小売流通にどのように活用するかのアドバイスもしています。

■スポットコンサル

通常:Web会議システム(Zoom,Meet等御社利用のものでもOK)もしくは電話30分2万円〜、対面(東京都、神奈川県以外は応相談)60分6万円〜

※内容によっては、初回60分2.8万円でお受けするケースもあります。
 価格は全て税抜きです。

ビザスクやミーミルをご利用の方は、スポット案件についてビザスク・ミーミル経由でも受託可能ですが、まずはお気軽にご相談ください。

https://service.visasq.com/users/5851788696092672

■講演依頼

他で行った内容をカスタマイズが少なくても良いケースは、Web会議システムで60分5万円~

社内研修など目的があり、事前調整や作り込みが多い場合は別途相談です。実績値で90分10~30万円です。

■講演+個別相談

講演自体の作り込みが必要なければ、講演60分+個別相談60分の120分で10万円が基本料金です。

■アドバイザー、顧問等契約

月額10〜30万円の基本契約(月1〜2回訪問1〜2時間程度のミーティング+簡単なメール対応相談等含む)+従量制で承っています。

■小売DX合同会社との違い

郡司が同じく代表を務める小売DX合同会社では主にコンサルティングを、店舗のICT活用研究所では引き続き講演や執筆等をお受けしております。
問い合わせはどちらのページからでも構いません。


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      小売業の本質:小売業5.0時代に備えて 

    アフターデジタルが前提の今「小売業に関わるのであれば、知っておく必要があるよね。」という内容をまとめたものです。
    「小売業の収益を上げたい」方はもちろん、ITベンダーに勤務していて「小売業の仕組みを知りたい」方がDXの前に知っておくべきことを理解する助けになることを意識して書きました。
    一つでも多く「小売店舗ってなんで〇〇なのだろう?」という疑問を解消して、小売業の未来を自分の頭で考えるためのヒントに繋がりましたら、連夜苦労したかいがあります。

    小売業の本質
    小売業の本質

    1章:小売業1.0~4.0
    2章:小売業におけるマーケティングの役割
    3章:売上だけに注目すると売上が下がるのはなぜか
    4章:購買行動とインストア・マーチャンダイジング
    5章:小売ファネルのフレームワーク
    6章:従業員の作業を適正に定義する
    7章:実店舗とECの違い
    8章:OMO時代の店舗ICT活用事例
    9章:小売業5.0 つなぐ(Connect)

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