最寄り品とは、日常的に使用し、自宅や職場近くの店舗で購入する商品のことを指す。購入頻度が高く、単価が安いことが特徴で、トイレットペーパー、洗剤や食料品等が該当する。メーカーにとっては、生活者の最寄りの店舗に商品を陳列することが重要である。
一方、買回り品は、購入のためにいくつかの店舗を回り、比較検討する商品を指す。単価が高く、購入頻度が低い商品、例えば洋服や家電製品が該当する。生活者が商品の違いを理解し、心を掴むことがメーカーの成功の鍵となる。
最寄り品と買回り品の区別は一概にはできず、同一商品であっても個々の生活者の購買行動や価値観により異なる。最寄り品は便利さを重視し、買回り品は価値や品質を重視する傾向がある。