タイのドラッグストア店舗数ランキングTOP5|Watsons・Boots・マツキヨ

ワトソンズ・タイ

タイのドラッグストア店舗数ランキングTOP5|Watsons・Boots・マツキヨ

目次

この記事の要点|タイドラッグストアTOP3 はこれだ

タイのドラッグストア/薬局型H&B市場で、店舗数と売上推定から見た上位3社は次の通りです。

  1. Watsons Thailand(屈臣氏) — 700店超、CK Hutchison系、タイH&B最大級
  2. Boots Thailand — 250店、The Boots Group系、薬局サービスと美容を統合
  3. Matsumoto Kiyoshi Thailand — 30店超、日本系ドラッグストア、観光客需要に強い

タイの「ドラッグストア」は化粧品・H&B寄りの業態です

タイの「ドラッグストア」は、現地では「藥粧店(やくしょうてん)」と呼ばれる業態で、日本のドラッグストアとは商品構成が異なります。
日本のドラッグストアが医薬品+H&B+食品・日用最寄り品の総合業態であるのに対し、タイの主流業態は化粧品・スキンケア・健康食品・サプリ・パーソナルケアを主軸にしたH&B型で、韓国Olive Young型に近い構造です。Watsons・Cosmedは香港・台湾系H&Bチェーン、Boots Thailandは英国系で薬剤師相談機能と美容を統合、松本清・Tomod’sは日系薬粧店として日本商品の編集力で差別化しています。日常品・食品比重は低く、医薬品の販売区分も日本より制約が強い市場です。

順位の主根拠は店舗数です。
売上は非公開企業が多いため、公開情報と店舗網から補助的に推定しました。

補足すると、化粧品特化型の eve&boy は69店を展開しています。
店舗数だけならマツモトキヨシを上回ります。
ただし、本記事では「薬局型ドラッグストア」と「H&B専門店」を分け、薬局型TOP3ではマツモトキヨシを3位に置きました。

タイドラッグストア TOP5 ランキング一覧表

順位 企業名 親会社・運営 店舗数 業態特徴 DX施策
1 Watsons Thailand AS Watson/CK Hutchison系 700店超 H&B総合、全国77県展開 アプリ、会員、LINE OA、EC
2 Boots Thailand The Boots Group 250店 薬局サービス、美容、PB アプリ、Web通販、Boots Card
3 Matsumoto Kiyoshi Thailand マツキヨココカラ系、Central Pattana連携 30店超 日系、日本商品、観光地・モール立地 LINE OA、GrabMart、LINE MAN
4 eve&boy EVEANDBOY Co., Ltd. 69店 コスメ特化、若年層、T-Beauty EC、SNS、店舗体験
5 Tsuruha Thailand ツルハグループ 24店 日系、薬剤師配置、医薬品取扱 店舗検索、オンライン決済事例

ランキングの前提

本記事のランキングは、次の3条件で整理しました。

  1. 店舗数を最優先する
  2. 売上公開値がある場合は補助指標にする
  3. 薬局機能を持つドラッグストアを上位評価する

Watsons Thailand は公式発表で700店目を開業し、タイ77県すべてに展開しています。
同社は600万人のロイヤルティ会員も公表しています。[1]

Boots Thailand は公式サイトで「250 stores and online channels in Thailand」と説明しています。[2]

マツモトキヨシ Thailand は、2015年10月にCentralPlaza Ladpraoで1号店を開き、現在は30店超を展開しています。[3]

eve&boy は公式店舗ページで69 Storesと表示しています。[4]
Tsuruha Thailand はツルハグループの店舗検索でタイ24店が確認できます。[5]

売上については、Ken Research由来の二次情報として、2019年のWatsons Thailandが約5.8億米ドル、Boots Thailandが約2.4億米ドルとされています。[6]
非上場・非公開情報を含むため、ランキング本文では「推定」として扱います。

タイのドラッグストア市場概況

タイのドラッグストア市場は、3つの需要で成り立っています。

1つ目は、日常の医薬品・セルフメディケーション需要です。
2つ目は、スキンケア・コスメを中心とするH&B需要です。
3つ目は、観光客のまとめ買い需要です。

タイの医薬品市場は、BOI資料で2018年に54.7億米ドル、2024年に69億米ドルへ拡大見込みとされました。
年平均成長率は4.5%です。[7]

また、2025年のタイ訪問外国人は3,297万人でした。
外国人旅行者の消費額は1.54兆バーツです。
中国、ロシア、インド、英国などが高額消費市場です。[8]

この観光需要は、Watsons、Boots、マツモトキヨシにとって大きな追い風です。
とくにバンコク中心部、空港、BTS・MRT沿線、Central系ショッピングモール、観光地の店舗は、現地客と旅行者の両方を取り込めます。

為替は2026年6月時点で1THB=約4.9円です。
500バーツの商品は約2,450円、2,000バーツのVAT還付対象購入は約9,800円の水準です。[9]

タイの薬局規制

タイの薬局規制は、日本と同じ感覚で見ると誤解しやすい領域です。

タイでは、医薬品販売をThai FDAが監督します。
医薬品分類には、家庭薬、危険薬、特別管理薬などがあります。
多くの地域薬局では、薬剤師が一定の医薬品を処方箋なしで販売できます。
一方で、危険薬の販売には薬剤師の関与と記録が求められます。

2025年に公表された研究では、タイのDrug Act B.E. 2510に基づき、薬剤師は営業時間中の常駐とGood Pharmacy Practiceへの準拠が求められると整理されています。
同研究は、薬剤師不在の「hanging-license pharmacies」が規制上の課題だとも指摘しています。[10]

つまり、タイのドラッグストア競争では、単なる物販力だけでなく、薬剤師運営、医薬品記録、GPP対応が差別化要素になります。

化粧品はASEAN Cosmetic Directiveに沿った制度です。
タイFDAはASEAN Harmonized Cosmetic Regulatory Schemeに基づき、事前通知、電子申請、GMP、販売後監視を運用しています。[11]

第1位:Watsons Thailand(屈臣氏)

Watsons Thailand は、タイ最大級のH&Bドラッグストアです。
AS Watsonグループの中核ブランドで、親会社はCK Hutchison系です。

2024年時点で700店目を開業しました。
タイ77県すべてに店舗を持つことが、他社との最大の差です。
600万人のロイヤルティ会員も公表されています。[1:1]

売場はスキンケア、メイク、ヘアケア、健康食品、一般用医薬品を幅広く扱います。
店舗網はバンコク中心部だけでなく、地方都市、ショッピングセンター、生活圏にも広がっています。

DX面では、Watsons App が重要です。
アプリではオンライン購入、会員カード、ポイント、限定プロモーション、バーチャルメイク機能を提供しています。[12]

Watsonsの強さは、O+Oです。
O+OはOnline plus Offlineの意味です。
店舗、アプリ、会員、EC、配送を1つの顧客基盤に統合する考え方です。

日本企業への示唆は明確です。
タイでは「店舗数」だけではなく、「会員化」と「販促接点」が勝敗を分けます。
Watsonsは、全国網とアプリ会員を両方持つことで、メーカー販促の受け皿にもなっています。

第2位:Boots Thailand

Boots Thailand は、英国発の薬局・H&Bチェーンです。
現在はThe Boots Groupの一部として運営されています。

公式サイトでは、タイ国内250店とオンラインチャネルを展開すると記載されています。[2:1]
BootsはWatsonsより店舗数で劣りますが、薬局サービスの印象が強いブランドです。

Bootsの強みは、薬剤師相談、ヘルスケア、PB、ビューティの組み合わせです。
英国発のブランド信頼もあり、欧米観光客にも理解されやすい業態です。

EC面では、Boots ThailandのWebサイトとアプリで全国配送を提供しています。
FAQでは、タイ国内配送に対応し、注文はBoots ApplicationまたはBoots Websiteから可能と説明されています。[13]

会員制度はBoots Cardです。
ポイント確認は店舗、レシート、アプリ、Webサイト、コールセンターで可能です。
これはオムニチャネル型CRMの基本設計です。

日本のドラッグストアが学ぶべき点は、薬局サービスをブランド価値に変える設計です。
価格訴求だけでなく、薬剤師、相談、PB、会員制度を束ねることで、粗利と信頼を両立できます。

第3位:Matsumoto Kiyoshi Thailand

Matsumoto Kiyoshi Thailand は、日本のマツキヨブランドをタイで展開する日系ドラッグストアです。

タイ1号店は2015年10月、CentralPlaza Ladpraoに開業しました。
公式サイトでは、タイ国内30店超を展開し、バンコク首都圏、チェンマイ、プーケット、ナコーンラーチャシーマー、チョンブリー、ナコーンシータンマラートなどに出店していると説明されています。
日本輸入品は約3,000アイテムです。[3:1]

マツモトキヨシの特徴は、日本商品のキュレーションです。
日本のスキンケア、メイク、オーラルケア、ヘアケア、健康関連商品を、タイ生活者と観光客向けに編集して売ります。

タイ市場では、J-BeautyとK-Beautyの競争が激しいです。
マツモトキヨシは、単なる日本商品の輸入売場では不十分です。
「日本で売れている」「薬剤師・美容部員が選ぶ」「肌悩みに合う」という編集軸が必要です。

DX面ではLINE活用が重要です。
Matsukiyo TH はLINE Official Accountを運用しています。
また、GrabMartやLINE MANでの販売導線も確認できます。[14]

日本企業としての優位は、安心感、品質、訪日経験との接続です。
一方で課題は、店舗数と現地化です。
WatsonsやBootsと比べると、規模ではまだ差があります。
そのため、勝ち筋は全国網ではなく、観光地、モール、駅前、在タイ日本人・訪日経験者の多い商圏に絞ることです。

第4位:eve&boy

eve&boy は、タイ地場のコスメ・ビューティ専門店です。
公式店舗ページでは69店を展開しています。[4:1]

薬局型ドラッグストアではありません。
しかし、若年層の美容購買では無視できない存在です。

売場は、メイクアップ、スキンケア、香水、タイローカルブランド、韓国ブランド、欧米ブランドを広く扱います。
大型店では商品の密度が高く、発見型購買を作りやすい構造です。

eve&boyの強みはSNS映えと品揃えです。
WatsonsやBootsが日常型なら、eve&boyは目的買いと探索買いの比率が高い業態です。

タイではT-Beauty、つまりタイ発コスメの存在感も増しています。
ローカルブランドを広く扱える小売は、メーカー育成のプラットフォームになります。

日本企業への示唆は、若年層向け売場では「医薬品の信頼」だけでは足りないという点です。
SNS、店頭体験、ブランド編集、限定品、ライブコマース的な企画が必要です。

第5位:Tsuruha Thailand

Tsuruha Thailand は、ツルハグループの日系ドラッグストアです。
ツルハグループの店舗検索では、タイ国内24店が掲載されています。[5:1]

バンコク、チェンマイ、パタヤ周辺などに店舗を持ちます。
BCP掲載情報では、2012年7月にタイで日本式ドラッグストア1号店を開業し、全店で医薬品を扱い、自社薬剤師を雇用していると説明されています。[15]

ツルハの強みは、日本型ドラッグストアの運営ノウハウです。
一方で、WatsonsやBootsと比べると店舗網は小さいです。

成長の鍵は、店舗の選択と集中です。
観光地、在留日本人商圏、健康相談ニーズの高い生活圏で、医薬品と日本品質を組み合わせる必要があります。

タイのドラッグストアDX動向

タイの小売DXでは、LINEが最重要チャネルです。

LY Corporationによると、2024年12月時点でタイ人口約6,605万人のうち5,400万人がLINEを利用しています。
LINE Thailandは、LINE Official Account、LINE Ads、LINE MAN、LINE SHOPPING、LINE HEALTHなどを展開しています。[16]

この普及率を考えると、タイのドラッグストアでは、アプリ単独よりLINE併用が望ましいです。

LINE OA

LINE Official Accountは、販促、会員化、問い合わせ、クーポン、再来店促進に使えます。
日本のメールマガジンに近い役割ですが、開封接点はより生活アプリに近いです。

ドラッグストアでは、次の用途が有効です。

  • 月次プロモーション配信
  • 購買後フォロー
  • 店舗別クーポン
  • 美容相談予約
  • 処方・OTC相談の入口
  • LINE MANやGrabへの送客

ECとマーケットプレイス

タイのECでは、Lazada、Shopee、自社ECが並行します。
Watsonsは自社ECを運営し、アプリ導線も持ちます。
BootsもWebサイトとアプリで全国配送に対応します。[13:1]

自社ECの役割は、利益率と会員データの確保です。
LazadaやShopeeの役割は、新規顧客獲得と価格比較市場での露出です。

配達

タイの都市部では、Grab、LINE MAN、各社自社配送が重要です。
マツモトキヨシ Thailand は、GrabMartやLINE MANでの購入導線を案内しています。[14:1]

ドラッグストアの配達は、食品ほど高頻度ではありません。
しかし、化粧品、日用品、サプリ、軽医薬品では即時配送ニーズがあります。

AI・パーソナライズ

Watsons Appのバーチャルメイク機能は、H&B小売のAI活用の典型です。[12:1]
今後は、肌診断、成分提案、購買履歴に基づくレコメンド、LINEチャットでの相談が広がります。

日本企業がタイでAIを実装する場合、いきなり高度なAI接客を狙うより、3段階が望ましいです。

  1. 会員IDと購買履歴を統合する
  2. LINE配信をセグメント化する
  3. 肌悩み・カテゴリ別の提案を自動化する

観光客需要とタックスフリー

タイのドラッグストアでは、観光客需要が大きな売上機会です。

2025年の訪タイ外国人は3,297万人です。
中国は447万人、ロシアは190万人、インドは249万人、英国は108万人です。[8:1]

観光客のドラッグストア購買は、次の3分類です。

  1. 自国で高い商品を買う
  2. タイ限定・東南アジア限定の商品を買う
  3. 旅行中に必要な医薬品・日用品を買う

日本人観光客は、日焼け止め、虫よけ、胃腸薬、湿布、マスク、スキンケアを買いやすいです。
中国人観光客は、スキンケア、サプリ、ブランドコスメ、まとめ買い需要が強いです。
欧米観光客は、薬局相談、日焼け対策、トラベルサイズ、自然派商品との相性が良いです。

VAT還付も重要です。
タイ国政府観光庁は、VAT Refund for Touristsの条件として、対象店舗での購入、購入日から60日以内の国外持ち出し、1日1店舗あたり税込2,000バーツ以上、P.P.10フォームと原本税務書類の提示を示しています。[17]

VATは7%です。
ただし、すべての店舗が対応するわけではありません。
旅行者向け店舗では、店頭で「VAT REFUND FOR TOURISTS」の表示確認が必要です。

コスメ・スキンケアトレンド

タイのH&B市場では、スキンケアが中心です。
気候が高温多湿のため、軽い使用感、UV対策、ニキビ・毛穴、トーンアップ、敏感肌対応が売れ筋になりやすいです。

伸びやすいカテゴリは次の通りです。

  • 日焼け止め
  • 美白・ブライトニング
  • ニキビケア
  • 敏感肌スキンケア
  • シートマスク
  • ヘアケア
  • サプリメント
  • タイローカルコスメ
  • K-Beauty
  • J-Beauty

WatsonsとBootsは、定番ブランドとPBを組み合わせます。
eve&boyは、探索型のコスメ購買に強いです。
マツモトキヨシとツルハは、日本ブランドの信頼を軸にできます。

日本企業は「日本製だから売れる」と考えない方がよいです。
タイでは、韓国ブランド、タイローカルブランド、中国系ECブランドも強いです。
勝つには、商品説明、肌悩み別編集、価格帯、口コミ、LINE販促、インフルエンサー施策を一体で設計する必要があります。

日本企業への示唆

1. 進出形態は合弁・商業施設連携が現実的

タイでは、単独で全国網を作るより、現地パートナーとの連携が望ましいです。
マツモトキヨシはCentral系商業施設との接点を活用しています。
初期展開では、モール、駅、観光地に絞るべきです。

2. 観光客とローカル客を分けて設計する

観光客向け売場と現地客向け売場は違います。
観光客には、短時間で選べる棚、免税案内、多言語POP、まとめ買い導線が必要です。
現地客には、会員価格、定期販促、LINE配信、肌悩み提案が必要です。

3. LINEをCRMの中心に置く

タイではLINEが生活インフラです。
アプリを作るだけでは弱いです。
LINE OA、LINE MINI APP、LINE MAN連携を含めて設計する方が望ましいです。

4. J-Beautyは編集力で売る

日本商品は信頼されます。
しかし、棚に並べるだけでは売れません。
「何に効くか」「誰向けか」「どの順番で使うか」をタイ語で明確に伝える必要があります。

5. 薬剤師価値をDXで拡張する

薬剤師は、タイでも信頼形成の核です。
ただし、店頭相談だけではスケールしません。
LINE相談、予約、服薬フォロー、OTC選択支援に広げることで、薬局価値をDX化できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. タイ最大のドラッグストアはどこですか?

A. Watsons Thailand です。公式発表で700店超を展開し、タイ77県すべてに店舗を持ちます。

Q2. タイのドラッグストアTOP3は?

A. Watsons Thailand、Boots Thailand、Matsumoto Kiyoshi Thailand です。薬局型ドラッグストアとして、店舗数、売上推定、ブランド力から整理しました。

Q3. タイに進出している日本のドラッグストアは?

A. マツモトキヨシ と ツルハ が進出しています。マツモトキヨシは30店超、ツルハは24店を確認できます。

Q4. タイでLINEはどの程度普及していますか?

A. 2024年12月時点で、タイ人口約6,605万人のうち5,400万人がLINEを利用しています。ドラッグストアの販促、会員化、問い合わせにLINE OAは重要です。

Q5. タイの薬局市場規模はどれくらいですか?

A. 医薬品市場はBOI資料で2024年に69億米ドル見込みです。薬局小売市場は別集計ですが、医薬品市場全体の拡大と観光需要がドラッグストア成長を支えています。

Q6. タイのドラッグストアでタックスフリーは使えますか?

A. 対象店舗で1日1店舗あたり税込2,000バーツ以上購入し、条件を満たすとVAT還付が可能です。店舗に「VAT REFUND FOR TOURISTS」の表示があるか確認が必要です。

Q7. タイで日本コスメは人気ですか?

A. 人気があります。特にスキンケア、日焼け止め、ヘアケア、オーラルケアは相性が良いです。ただし、韓国ブランドやタイローカルブランドとの競争が強いため、棚編集とLINE販促が必要です。

まとめ

タイのドラッグストア市場は、Watsonsが圧倒的な店舗網で首位です。
Bootsは薬局サービスと美容の統合で2位を維持しています。
マツモトキヨシは、日本ブランドと観光客需要を武器に薬局型日系ドラッグストアの代表格です。

一方で、eve&boyのようなコスメ特化型も存在感を増しています。
薬局型、H&B型、コスメ特化型を同じ物差しだけで見ると市場理解を誤ります。

日本企業がタイで勝つには、5つの設計が必要です。

  1. 出店立地を観光地・モール・駅前に絞る
  2. 日本商品をタイ語で編集する
  3. LINEをCRMの中心に置く
  4. 薬剤師価値を店頭とデジタルで両立する
  5. VAT還付と観光客導線を売場に組み込む

タイは、日本のドラッグストアにとって実験市場です。
店舗、EC、LINE、観光、小商圏CRMを同時に検証できます。
国内市場の人口減少を考えると、タイ市場の学びは東南アジア展開の基礎になります。

出典

関連リンク


  1. Watsons Asia, “Watsons Thailand Celebrates its 700th Store Opening”, https://www.watsonsasia.com/news/watsons-thailand-celebrates-its-700th-store-opening ↩︎ ↩︎
  2. Boots Thailand, “About Boots”, https://store.boots.co.th/AboutBoots ↩︎ ↩︎
  3. Matsumoto Kiyoshi Thailand, “About Us”, https://www.matsukiyo.co.th/en/about-us ↩︎ ↩︎
  4. EVEANDBOY, “69 Stores”, https://eveandboy.com/m/info/our-store ↩︎ ↩︎
  5. Tsuruha Group, “List of stores in Thailand”, https://shop.tsuruha-g.com/en/thai ↩︎ ↩︎
  6. openPR / Ken Research, “Watson vs. Boots: Battling for Dominance in Thailand’s Pharmacy”, https://www.openpr.com/news/3122004/watson-vs-boots-battling-for-dominance-in-thailand-s-pharmacy ↩︎
  7. Thailand Board of Investment, “Biopharmaceutical Industry”, https://www.boi.go.th/upload/content/Biopharmaceutical.pdf ↩︎
  8. Government Public Relations Department Thailand, “Thailand Tourism Earns US$86.6 Billion, Attracts Higher-Quality Travelers in 2025”, https://thailand.prd.go.th/en/content/category/detail/id/2078/iid/466167 ↩︎ ↩︎
  9. XE, “THB to JPY exchange rate”, https://www.xe.com/ ↩︎
  10. Poophalee et al., “Pharmacists’ Opinions on the Policy for Controlling the Sale of Drugs That Have Been Abused in Thailand”, PMC, https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12459372/ ↩︎
  11. Thai FDA, “International Cooperation / ASEAN Harmonized Cosmetic Regulatory Scheme”, https://en.fda.moph.go.th/international-relation/category/cat-international-cooperation/ ↩︎
  12. Google Play, “Watsons TH App”, https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mtelnet.watson.thailand ↩︎ ↩︎
  13. Boots Thailand, “FAQ”, https://store.boots.co.th/faq ↩︎ ↩︎
  14. Matsukiyo TH LINE Official Account, https://page.line.me/xtu8495i ↩︎ ↩︎
  15. Bangkok Companies Profile, “TSURUHA (THAILAND) Co., Ltd.”, https://bangkokcp.com/en/corporateinfo/tsuruha-thailand-co-ltd/ ↩︎
  16. LY Corporation, “LINE Thailand’s New Strategy to Enrich Digital Life in Thailand”, https://www.lycorp.co.jp/en/story/20250530/lineconference.html ↩︎
  17. Tourism Authority of Thailand, “VAT Tax Refund”, https://www.tourismthailand.org/Articles/plan-your-trip-vat-tax-refund ↩︎


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