韓国ドラッグストア/H&B TOP3 はこれです
韓国のドラッグストア/H&B市場は、実質的に CJ Olive Young(올리브영/オリーブヤング)一強 です。
売上規模・店舗数・市場支配力を基準にすると、韓国H&BストアのTOP3は次の通りです。
- CJ Olive Young(올리브영/オリーブヤング)
売上5兆8,335億ウォン、1,380店超。韓国H&B最大手。 - LOHB’s/Lalavla(랄라블라/ララブラ)
GS Retail系。2022年にH&B事業から撤退。歴史的2番手。 - Aritaum(아리따움/アリタウム)
Amorepacific系。ブランドショップからマルチブランド型へ転換。
本稿の順位は、H&Bストア事業における売上規模、店舗数、過去の市場ポジションを基準にしています。
なお、Olive Youngの市場シェアは出典により70〜90%台まで幅があります。
公正取引委員会資料や業界報道では、韓国H&B市場で圧倒的な首位と整理されています。[1]
韓国H&B/ドラッグストア TOP5 ランキング一覧表
| 順位 | 企業名 | 売上・規模 | 店舗数 | 業態特徴 | DX施策 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | CJ Olive Young(올리브영) | 2025年売上5兆8,335億ウォン | 2025年末1,380店超 | H&B最大手。K-Beauty流通の中核 | アプリ、AI推薦、3時間配送、Global Mall |
| 2 | LOHB’s/Lalavla(랄라블라) | 2022年撤退 | ピーク時186店 | GS Retail系。歴史的2番手 | クイックコマース等を試行 |
| 3 | Aritaum(아리따움) | 非公表 | 過去約1,350店規模 | Amorepacific系ブランドショップ | マルチブランド化 |
| 4 | Chicor(시코르) | 非公表 | 2023年22店 | Shinsegae系プレミアム編集型 | 百貨店・専門店連動 |
| 5 | 一般薬局・地域薬局 | 医薬品中心 | 全国分散型 | 処方箋調剤・OTC中心 | チェーン化は限定的 |
※ 売上は韓国ウォン。
※ 2026年6月時点の為替目安として、1ウォン=約0.106円換算。[2]
※ Olive Youngの2025年売上5兆8,335億ウォンは約6,184億円です。
韓国H&B市場の概況
韓国の「ドラッグストア」は、日本のドラッグストアと同じではありません。
日本では、医薬品、調剤、日用品、食品、化粧品を総合的に扱う業態が一般的です。
一方、韓国では 医薬品は薬局、H&Bストアは化粧品・健康・美容商品 という役割分担が強くなっています。
背景には、2000年7月に導入された医薬分業があります。
韓国では医療機関が処方し、薬局が調剤する制度へ移行しました。
PubMed掲載の研究でも、韓国の2000年改革は医療機関と薬局の完全分離をもたらしたと整理されています。[3]
そのため、韓国のH&Bストアは、医薬品販売よりも次の商品群に強みを持ちます。
- スキンケア
- メイクアップ
- ヘアケア
- ビューティーツール
- 健康食品
- フェムケア
- 衛生用品
- K-Beautyインディーブランド
韓国H&B市場は2010年代に急成長しました。
韓国公正取引委員会の資料によれば、主要H&B事業者の売上合計は、2008年約1,000億ウォン、2012年約5,000億ウォン、2016年約1兆3,600億ウォン、2019年約2兆3,300億ウォンへ拡大しました。[1:1]
ただし、その後は競合が相次いで撤退・縮小しました。
結果として、Olive Youngが市場の大半を押さえる構図になりました。
第1位:CJ Olive Young(올리브영/オリーブヤング)
韓国H&B市場の絶対王者
第1位は、CJ Olive Young(올리브영/オリーブヤング)です。
韓国H&B市場では、売上・店舗数・ブランド影響力のすべてで首位です。
Olive Youngは1999年にCJ第一製糖のHBC事業部として始まりました。
ソウル新沙洞に1号店を開き、韓国初のBeauty & Healthストアとして成長しました。[4]
2025年の売上は5兆8,335億ウォンです。
営業利益は7,447億ウォンです。
2024年売上4兆7,899億ウォンから21.8%増加しました。[5]
店舗数も圧倒的です。
公式サイトでは、2025年12月時点で韓国内店舗数は1,380店超、月間アクティブユーザーは1,000万人超、会員数は1,751万人超とされています。[4:1]
韓国人口は約5,100万人規模です。
つまり、Olive Young会員は韓国人口の約3分の1に相当します。
Olive Youngの強さは「売場」ではなく「発見メディア」
Olive Youngの本質は、単なる小売ではありません。
K-Beautyの新商品を発見し、試し、レビューし、購買し、海外へ広げる 発見メディア型小売 です。
同社は、店舗、アプリ、レビュー、ライブコマース、Global Mallを一体で運営しています。
公式サイトでは、1,500万人超の会員と年間1億件超の取引データを活用し、AIレコメンドを行うと説明しています。[6]
これは日本のドラッグストアにとって重要です。
単にID-POSを持つだけでは不十分です。
顧客の悩み、レビュー、商品属性、購買履歴、店舗在庫を統合し、買うべき理由を提示する必要があります。
DX:3時間配送と店舗ピックアップ
Olive YoungのDXで注目すべきは、오늘드림(オヌルドリム/Today Dream)です。
オンライン注文を、購入後3時間以内に届ける当日配送サービスです。
公式サイトでは、全国1,300店とマイクロフルフィルメントセンターを活用し、3時間以内配送と店舗ピックアップを提供すると説明しています。[6:1]
日本のドラッグストアでも店舗在庫ECは重要テーマです。
しかし、在庫精度、店舗オペレーション、配送費、欠品対応が壁になります。
Olive Youngは、化粧品・H&B領域でこの課題を先に実装しています。
グローバル戦略:Global Mallと日本展開
Olive Youngは、韓国内だけでなく海外販売も強化しています。
2019年にGlobal Mallを開始しました。
公式サイトによれば、150カ国の顧客がK-Beauty商品を購入できます。[7]
また、2024年時点で韓国内の外国人向け特化店舗には年間510万人超の海外顧客が訪れています。[7:1]
日本市場も重点市場です。
KED Globalは2024年、Olive Youngが日本法人を設立し、日本でPB商品を流通させる方針だと報じました。
同記事では、日本での自社ブランド売上が2020年以降4年間で平均125%増、2024年第1四半期も前年同期比76%増とされています。[8]
PBと育成ブランド
Olive YoungのPB・自社系ブランドには、次のようなブランドがあります。
- WAKEMAKE
- BIOHEAL BOH
- BRINGGREEN
- ROUND A’ROUND
- fillimilli
- colorgram
一方で、Round LabやnumbuzinはOlive YoungのPBではありません。
これらは外部ブランドですが、Olive Youngの売場・レビュー・ランキングを通じて成長した代表的なK-Beautyブランドです。
ここは重要です。
Olive Youngの強さは、PBだけではありません。
外部インディーブランドを発掘し、売れるブランドへ育てる ブランドインキュベーション力 にあります。
第2位:LOHB’s/Lalavla(랄라블라/ララブラ)
歴史的2番手だが、2022年に撤退
第2位は、LOHB’s/Lalavla(랄라블라/ララブラ)です。
現在は撤退済みですが、韓国H&B市場の競争史では重要な存在です。
GS Retailは2004年、Watsons Holdingsと共同でWatsons Koreaを設立しました。
その後、GS Retailが持分を取得し、Lalavlaへブランド転換しました。
ピーク時の店舗数は2017年の186店です。
しかし、その後は急速に縮小しました。
IB Tomatoによれば、店舗数は2018年168店、2019年140店、2020年124店、2021年70店へ減少しました。[9]
業績も厳しい状況でした。
2018年に営業損失254億ウォン、2019年159億ウォン、2020年188億ウォン、2021年推定292億ウォンの赤字を出しました。[9:1]
最終的に、Lalavlaは2022年11月頃にH&Bストア事業から撤退しました。
韓国公正取引委員会資料でも、GS RetailのLalavlaが2022年11月頃に撤退したと整理されています。[1:2]
なぜOlive Youngに勝てなかったのか
敗因は3つです。
1つ目は、規模の経済です。
H&Bストアは、商品数が多く、トレンド変化が速い業態です。
店舗数、会員数、データ量、物流網が必要です。
Lalavlaはピーク時186店でしたが、Olive Youngの1,000店超には届きませんでした。
2つ目は、独自商品とブランド育成力の差です。
Olive YoungはPB、専売商品、インディーブランド発掘を強化しました。
一方、Lalavlaは「そこで買う理由」を作り切れませんでした。
3つ目は、MZ世代接点の差です。
Olive Youngはランキング、レビュー、ライブコマース、アプリ、SNSで購買前の意思決定を押さえました。
Lalavlaは店舗チャネルとしては存在しましたが、検索・比較・投稿のプロセスに入り切れませんでした。
日本企業への教訓
Lalavlaの撤退は、日本企業にとっても示唆があります。
ドラッグストアやH&Bは、出店すれば勝てる業態ではありません。
必要なのは、次の3つです。
- 顧客が来店する理由
- 顧客が投稿する理由
- ブランドが出品したい理由
これらを作れなければ、店舗網だけではOlive Young型プラットフォームに勝てません。
第3位:Aritaum(아리따움/アリタウム)
Amorepacific系のブランドショップ
第3位は、Aritaum(아리따움/アリタウム)です。
Amorepacific系の化粧品専門店で、ブランドショップ色が強い業態です。
Aritaumは、Sulwhasoo、Laneige、Mamonde、IOPEなど、Amorepacific系ブランドの販売拠点として成長しました。
2010年代には全国約1,350店規模に達したと報じられています。[10]
ただし、AritaumはOlive Youngとは性格が異なります。
Olive Youngは、複数ブランドを横断するH&Bキュレーターです。
Aritaumは、Amorepacificを中心とするメーカー系ブランドショップです。
マルチブランド化への転換
生活者行動の変化により、Aritaumも転換を迫られました。
単一メーカーのブランドだけでなく、外部ブランドも扱うマルチブランド型へ移行しています。
Amorepacific公式記事では、Aritaum Liveを「新しいコンセプトのマルチブランドショッププラットフォーム」と説明しています。
同記事では、Amorepacificブランドだけでなく、約50の外部ブランドも扱うとしています。[11]
これは重要です。
韓国の美容消費者は、1社のブランドだけで完結しません。
成分、口コミ、SNS、価格、使用感を横断して比較します。
メーカー系店舗も、比較購買に対応しなければならなくなりました。
Olive Youngとの棲み分け
Aritaumの強みは、ブランド体験です。
肌診断、カウンセリング、限定商品、メーカーCRMとの接続に向きます。
一方、Olive Youngの強みは、発見と比較です。
MZ世代が新しいブランドを探す場として機能しています。
日本企業への示唆は、メーカー直営店の再定義です。
自社ブランドだけを並べる店舗は、比較購買時代には弱くなります。
専門性と体験価値を高めるか、マルチブランド化するかの選択が必要です。
第4位:Chicor(시코르/シコル)
第4位は、Chicor(시코르/シコル)です。
Shinsegae系のプレミアムビューティー編集業態です。
USDAのRetail Foods Annual 2024では、2023年の韓国H&Bストアとして、CJ Olive Young 1,339店、Shinsegae/CHICOR 22店、Lotte/LOHBs+ 15店が掲載されています。[12]
Chicorは、Olive Youngのような大衆・日常型ではありません。
百貨店や商業施設を軸に、プレミアム化粧品、ラグジュアリー、トレンドブランドを編集する業態です。
日本でいえば、百貨店コスメ売場とセレクト型ビューティーストアの中間に近い位置づけです。
Chicorの示唆は、百貨店ビューティーの再編集です。
従来のブランド別カウンターだけでは、若年層の比較購買に対応しにくくなっています。
ブランド横断で試せる売場、SNSで話題の商品を発見できる売場が必要です。
第5位:一般薬局・地域薬局
第5位は、一般薬局・地域薬局です。
韓国の薬局は、H&Bストアとは別市場です。
韓国では、医薬品販売と調剤は薬局が担います。
一方、Olive YoungなどのH&Bストアは、化粧品・健康食品・衛生用品が中心です。
OTCの一部はコンビニでも販売できます。
2012年から、タイレノール、解熱鎮痛薬、風邪薬、消化薬、湿布など13品目が24時間コンビニ等で販売可能になりました。[13]
ただし、日本のドラッグストアのように、医薬品、調剤、食品、日用品、化粧品を総合展開する大型チェーンは発達していません。
理由は、薬局開設規制です。
韓国では薬局開設主体に制約があり、法人薬局や大規模チェーン化が進みにくい構造があります。
そのため、地域薬局、医療機関前薬局、観光地の大型薬局が中心です。
ここが日本との大きな違いです。
日本のドラッグストアは「医薬品+日用品+食品+化粧品」の総合小売です。
韓国のH&Bは「化粧品+美容+健康」の専門小売です。
韓国のH&B・ドラッグストアDX動向
1. ECと自社チャネル
韓国化粧品市場では、オンライン購買が大きな比重を持ちます。
米国商務省International Trade Administrationは、2022年の韓国化粧品オンライン取引額を81億ドル、化粧品小売販売に占めるオンライン比率を39.4%としています。[14]
Olive Youngは、自社ECと店舗を統合しました。
2017年にオンラインモールを開設し、2018年末に当日配送・店舗ピックアップを導入しました。[1:3]
EC単体ではなく、店舗網を使ったオムニチャネルが強みです。
2. アプリ・ロイヤリティ・AI推薦
Olive Youngは、会員データと購買データを活用しています。
公式サイトでは、会員1,500万人超、年間取引1億件超を活用してAI推薦を行うとしています。[6:2]
日本のドラッグストアもアプリを持っています。
ただし、値引きクーポン中心では差別化しにくくなります。
今後は、次のような推薦が必要です。
- 肌悩み別
- 成分別
- 年代別
- 購買履歴別
- 店舗在庫別
- SNSトレンド別
3. ライブコマースとUGC
Olive Youngは、2019年にライブコマースを開始しました。
公式サイトでは、週5回ライブコマースを実施すると説明しています。[6:3]
ライブコマースの役割は、単なる販売ではありません。
新商品の理解、使い方の説明、口コミ生成、ブランド認知の拡大です。
K-Beautyでは、UGCが購買を動かします。
日本企業も、店頭POP、レビュー、SNS、ライブ配信、商品ページを分断せず、1つの導線として設計する必要があります。
4. クイックコマース
Olive Youngの3時間配送は、韓国小売の即時性を象徴しています。
化粧品は緊急性が低いと思われがちです。
しかし、韓国ではイベント前、旅行中、肌トラブル時、推し活前など、即時購入ニーズがあります。
日本のドラッグストアも、化粧品、OTC、ベビー、介護、健康食品では即時配送の価値が高まります。
K-Beauty流通とドラッグストアの関係
韓国化粧品産業は、商品開発から販売までの速度が速いです。
ODM/OEM企業、インディーブランド、SNS、H&Bストア、越境ECが連動しています。
韓国食品医薬品安全処(MFDS)は、2024年のK-Beauty輸出が100億ドルを突破したと発表しました。[15]
Olive Youngは、この輸出拡大の入り口です。
同店で売れると、ランキング化され、レビューが蓄積され、訪韓観光客が購入し、Global Mallで海外販売されます。
つまり、Olive Youngは韓国内の売場ではありません。
K-Beautyのグローバル検証装置です。
日本企業も、韓国コスメを単に「安い」「若い」「流行」と見るべきではありません。
注目すべきは、商品開発、テスト販売、SNS拡散、海外販売までのスピードです。
日本のドラッグストア・H&B企業への示唆
1. MZ世代マーケは「投稿される売場」から始まる
MZ世代は、店頭だけで購買を決めません。
SNS、レビュー、動画、ランキング、友人投稿を見て判断します。
日本企業は、店頭を「買う場所」だけでなく、「投稿したくなる場所」にする必要があります。
2. PBは価格ではなくコンセプトで作る
Olive YoungのPBは、価格訴求だけではありません。
ブランド名、世界観、SNS映え、機能性を設計しています。
日本のPBも、安さだけでは限界があります。
悩み別、成分別、ライフスタイル別のコンセプト型PBが必要です。
3. 自社ECは店舗在庫と統合する
ECは倉庫出荷だけでは不十分です。
店舗在庫を使えば、配送速度、欠品回避、店舗送客を同時に実現できます。
Olive Young型の3時間配送は、日本のドラッグストアにとって重要な参考モデルです。
4. インバウンドは帰国後ECまで設計する
訪日客は店頭で終わりではありません。
帰国後に越境ECでリピートできる導線が必要です。
Olive Youngは、訪韓観光客、Global Mall、海外法人をつなげています。
日本企業も、免税売場、アプリ、越境EC、SNSを一体化するべきです。
5. 小売はキュレーターになる
Olive Youngの最大の価値は、選ぶ力です。
消費者は「Olive Youngにあるなら試す価値がある」と判断します。
日本のドラッグストアも、価格と利便性だけでなく、カテゴリーの専門編集力を磨く必要があります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 韓国最大のドラッグストア/H&Bチェーンはどこですか?
A. CJ Olive Young(올리브영/オリーブヤング)です。
2025年売上は5兆8,335億ウォン、店舗数は1,380店超です。[4:2][5:1]
Q2. 韓国のドラッグストア/H&B TOP3はどこですか?
A. CJ Olive Young、LOHB’s/Lalavla、Aritaumです。
ただし、LOHB’s/Lalavlaは2022年に撤退済みです。
現在はOlive Young一強の市場です。
Q3. 韓国のH&B市場規模はどれくらいですか?
A. 韓国公正取引委員会資料では、主要H&B事業者の売上合計は2019年約2兆3,300億ウォン、2021年約2兆2,600億ウォンと整理されています。[1:4]
その後は競合撤退により、Olive Young単体の売上が市場規模を大きく牽引しています。
Q4. なぜLOHB’s/Lalavlaは撤退したのですか?
A. 規模の経済、PB・専売商品の弱さ、MZ世代マーケ、アプリ・EC・配送の差が要因です。
Olive Youngのプラットフォーム化に対抗できませんでした。
Q5. Olive Youngと日本のドラッグストアの違いは何ですか?
A. 日本のドラッグストアは医薬品、調剤、日用品、食品を含む総合業態です。
Olive Youngは、化粧品・美容・健康商品に特化したH&B業態です。
Q6. 韓国ではコンビニで医薬品を買えますか?
A. 一部のみ買えます。
2012年から、タイレノール、風邪薬、消化薬、湿布など13品目が24時間コンビニ等で販売可能になりました。[13:1]
Q7. Olive Youngの代表的なPBブランドは何ですか?
A. WAKEMAKE、BIOHEAL BOH、BRINGGREEN、ROUND A’ROUND、fillimilliなどです。
Round LabやnumbuzinはPBではなく、Olive Youngで成長した外部ブランドです。
まとめ
韓国ドラッグストア/H&B市場は、Olive Young一強です。
ただし、これは単なる店舗数の勝利ではありません。
Olive Youngは、K-Beautyの発見、比較、購買、レビュー、配送、海外販売を一体化しました。
その結果、H&BストアからK-Beautyプラットフォームへ進化しました。
日本のドラッグストアが学ぶべき点は5つです。
- 売場を「発見メディア」にすること
- PBを価格ではなくコンセプトで作ること
- 店舗在庫をECと配送に活用すること
- インバウンドを帰国後ECにつなげること
- 小売を単なる販売先ではなく、ブランド育成装置にすること
韓国H&B市場は、日本から近い市場です。
しかし、ビューティーDX、SNS連動、クイックコマースでは先行しています。
日本企業にとって、Olive Youngは最も研究すべきアジア小売の1社です。
関連リンク・CTA
- 関連:アメリカのドラッグストアDX|CVS・Walgreens・Rite Aid TOP3
- 関連:イギリスのドラッグストアDX|TOP3のデジタル戦略と会員制度
- 関連:中国ドラッグストア市場最新動向
- 関連:インドネシアのドラッグストア市場
- 法人向け相談:小売DX合同会社(retaildx.net)
出典
- 韓国公正取引委員会「공정거래위원회 의결2023-234」CaseNote掲載。H&B市場規模、Lalavla撤退、Olive YoungのO2O等に関する記述。https://casenote.kr/공정거래위원회/의결2023-234 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
- 為替前提:2026年6月時点で1ウォン=約0.106円換算。XE等の為替表示を参照。 ↩︎
- Kim HJ et al., “Lessons from Korea’s pharmaceutical policy reform: the separation of medical institutions and pharmacies for outpatient care,” Health Policy, 2004. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15113638/ ↩︎
- CJ Olive Young公式「Our History」。https://corp.oliveyoung.com/en/company/history ↩︎ ↩︎ ↩︎
- Asia Business Daily, “CJ Olive Young Achieves Record Sales of 5.83 Trillion Won Last Year,” 2026年3月18日。https://www.asiae.co.kr/en/article/2026031819573051762 ↩︎ ↩︎
- CJ Olive Young公式「Domestic Platform」。AI推薦、ライブコマース、3時間配送、店舗ピックアップに関する記述。https://corp.oliveyoung.com/en/business/domestic ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
- CJ Olive Young公式「Global Platform」。Global Mall、150カ国、外国人特化店舗に関する記述。https://corp.oliveyoung.com/en/business/global ↩︎ ↩︎
- KED Global, “Beauty store chain CJ Olive Young to launch Japan unit,” 2024年5月。https://www.kedglobal.com/beauty-cosmetics/newsView/ked202405100012 ↩︎
- IB Tomato「커지는 철수설…GS리테일 랄라블라, 진짜 위기는 지금부터」2022年5月12日。https://www.ibtomato.com/ExternalView.aspx?type=1&no=7028 ↩︎ ↩︎
- The Korea Herald, “Multi-brand cosmetic shops expand presence in Korea,” 2016年。 ↩︎
- Amorepacific Stories, “ARITAUM LIVE Pyeongtaeksosabeol Store,” 2019年6月17日。https://stories.amorepacific.com/en/aritaum-live-pyeongtaeks/ ↩︎
- USDA Foreign Agricultural Service, “Retail Foods Annual Korea 2024,” 2024年9月30日。https://apps.fas.usda.gov/newgainapi/api/Report/DownloadReportByFileName?fileName=Retail Foods Annual_Seoul ATO_Korea – Republic of_KS2024-0020.pdf ↩︎
- The Korea Herald, “13 first-aid medicines to be sold at convenience stores,” 2012年。https://www.koreaherald.com/article/10366226 ↩︎ ↩︎
- International Trade Administration, “South Korea – Cosmetics,” 米国商務省。https://www.trade.gov/country-commercial-guides/south-korea-cosmetics ↩︎
- 韓国食品医薬品安全処(MFDS)「’24년 K-뷰티 글로벌 수출, 100억 달러 돌파」2025年1月6日。https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=48798 ↩︎